海外のクラス編成方法-Class Formation-

教師/日本語教師

今日はクラス編成までの流れを説明します。オーストラリアの第一学期は日本と違って一月なんです。

1年お疲れ様〜
ホリデー楽しんで〜
メリークリスマス!
ハッピーニューイヤー
ハッピーオーストラリアンデイ!
ハッピーバックトゥースクール!

同僚同士や友達との挨拶やテキストメッセージが活発になる12月から1月
とにかくハッピー続きの1月。

新学期が始まっても新しい学年のクラスはまだ分からない。。。毎年の事です。
第一学期のクラス発表までの学校の様子の過去投稿はこちら

それでは、クラス編成まで流れはと言うと

  1. クラス担任が1年を通して、クラス内外での子こも達の友達関係を記録。年度末に子ども達に紙を配りよく遊ぶクラスの友達の名前を二人書かせたりする先生もいる
  2. 各学年ごとに分かれてミーティングをする。ここで話し合われるのは、各先生がそれまでに集めたデータをもとにどの子とどの子を一緒にすべきか否かを発表し合う
  3. 更に、学年主任や校長に直接きたリクエストを反映する。この国では親からのリクエストをある程度聞き入れるのです。親によっては先生をリクエストする人もいる。
  4. 来年度のクラス編成ドラフトが完成する。これはあくまでもドラフトであって、夏休み中に引っ越してしまう子もいるし、はたまた引っ越して来る生徒もいて、まだまだ名簿には消したり足したりの作業が新学期が始まるまで続く
  5. 一学期3日目から生徒が登校。登校1日目にクラス発表はない。この日は学校の受付が大忙しで、公立学校ですので、何の連絡も無しに申し込み用紙だけを持って直接受付に来ても学校は受付を拒否する事はできない。クラス名簿のアップデートは続く
  6. 早ければ生徒登校日3日目ぐらいにクラス発表がある。新学年の新担任がクラスの生徒の名前を一人一人読み上げ、呼ばれたら速やかに立ち、新担任の前に列を作り並ぶ。そして新クラスルームへ移動。全クラスの発表が終わっても必ず数人は残っている。自分の名前が呼ばれた事に気づいていない生徒達だ。。。。。
  7. 新クラスでの登校2日目以降、親からのリクエストが入ってくる。あの子と同じクラスはやめておくれ、あの子と同じクラスにしておくれ。。。など
    前の年に言ってくれたら手間が省けたのに、と思うがリクエストを聞くしかない。この様なマイナーアップデートが数週間続くのです。
  8. 一学期も半ば、ようやくクラスも落ち着き、夏休みを延長していた生徒さん達も帰ってきて通常のお勉強が始まるのです。

日本のクラス発表は掲示板に張り出されたのを各自で見に行っていた記憶があります。そして、各自で新しいクラスの教室に行って、教室で待っていると新担任が教室に入ってくるって言う流れでしたよね。ここオーストラリアと違い過ぎる。って言うか、日本の小学生が出来るからといってオーストラリアの小学生が出来るとは限らない事は一番私が知っているので、納得です。

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