本当ならば、ロックダウンでなかったら、今学期の理科は『素材』(Material world)の勉強をしているはずだった。
コロナよ〜。止まれ〜!
冬休み中に教材はほぼ完成させていて、フラッシュカードもパワーポイントもアクティビティーも。。。準備はいい感じだった。
日の目を見る事のないこの教材、また来年もし同じ学年の担当になる事になれば、と言う希望を持ち心を落ち着かせることにします。せっかくなので少しここでシェアします。What’s It Made Of?
対象学年は幼稚園生(Kindergarten)で、学習目標は以下です。
理科学習で重要なおは内容を理解すると言う事だけでなく、情報を理解するためにその情報を集める技術や、集めた情報について話し合ったり、記録するスキルを身につけると言う事も、理科を学習する際には重要な学習内容となります。
黄色の部分が学習の成果(Learning outcome)です。これらを達成できるように先生は授業をします。こちらでは、日本の様に教科書が存在しないので、授業で使うものは全て自分で作らなければなりません。
色々なサイトから先生が使えそうな教材がダウンロード出来たりはするのですが、そのまま使えるものはほぼ存在しません。
バイリンガル教師の私は、使えそうな教材を見つけてはそれを日本語に直して、、、とか生徒がわかりそうな言い方や言葉に直したり、使えそうな物があればラッキーです。
ほとんどは自分でゼロから作る事が多いです。
学習目標
Skills
Students develop and apply skills in:
- scientific inquiry through the process of working scientifically
- design and production processes in the development of solutions
- design and production of digital solutions.
STe-1WS-S: observes, questions and collects data to communicate ideas
STe-2DP-T: develops solutions to an identified need
Knowledge and understanding
Students develop knowledge and understanding of:
- the natural world including living things, materials, forces, energy, and Earth and space
- the built environment including engineering principles and systems, food and fibre production, and material technologies
- digital technologies including digital systems and how digital technologies represent data.
STe-4MW-ST: identifies that objects are made of materials that have observable properties
STe-7DI-T: identifies digital systems and explores how instructions are used to control digital devices
語彙の導入
直接法同様に、クリルCLILにおいても最初に重要単語の導入から入ります。このトピック『素材』Material worldで重要な単語を実物を見せながら教えます。
重要単語は、プログラムを念入りに読み込んで慎重に選択しなければなりません。CLILで教える際の重要な作業の一つです。
以上の様にPPで作成した語彙導入の為のページです。実物も用意しました。語彙導入後は、教室内を見渡し様々な物が何から出来ているのかを考えたり、話し合ったりします。
その後は教室外に出て学校内にある物を目で見て触り、その材質について色々考えます。これは本当に最初のレッスンです。
トピックのブレインストーミング(BS)取っ掛かりとなるレッスンですので、なるだけ楽しく興味深いを目指して、生徒が知りたい、学びたいと思うように持っていけると良いですね。
フラッシュカードもサイエンスボード(Science board)、動画も作ったのに。。。