一学期の一週目は新学年のクラスも決まらないので、授業は始まらない。通常は去年のクラスを引き続き持つ事になる。と言ってもそんな簡単な話では無く、去年の6年生はもう居ないし、転勤した先生、まだ有給使ってホリデー中の先生もいるので、かなり変則的にクラスを受け持つことになる。私はラッキーな事に去年教えていたクラスを持てる事ができた。全く縁もゆかりもないクラスを一時的とは言え受け持つなんて普通です。
で、授業も出来ないし、何をするかって。。。。
夏休みの作文的なのを書いたり、算数や英語の復習したり、クラフトしたり、ヨガしたり、歌ったり、踊ったり、瞑想したりで何とか1日を乗り切る。
公立なので校区内であれば入学を断れない。学校のオフィスは入学の手続きに来た親御さんとその子ども達でごったごたです。クラスにいる私には関係ない。。。なんて呑気にいると、オフィスの人が転校生を教室に連れてくるのです。
ハイテンションで転校生をウェルカムしてから学校のルールやら、朝の集合場所やらの確認をクラス全体でする。ふと見ると静かに涙を流す転校生。。。。
そうだよね〜。友達も居ないし、学校内もわからないし、知らない先生だしね。
頑張れ!何とかお互い今日を乗り切ろう!って心で呟き。私から一番近い所に席を用意して。。。
そして、またふと見ると違う子が泣いてる。。。指のささくれをめくって少し血が出てきてる。🩹バンドエイドが見当たらない。。。。
先生!喉乾いた〜、って言う生徒を見ると三十度越えの暑い日にジャンパーを着て顔を熱らせている。暑いね〜、まずジャンパー脱ごうか。そして水飲んで〜。
先生〜鉛筆削りになんか詰まってる〜。
先生〜○○ちゃんがうるさくて集中できない!
先生〜トイレに行ってもいいですか?
先生〜○○ちゃんが私の絵を見て笑う。
とまあ、ノンストップですわね。これこれ、ここか私の職場だったわって思い出しました。新学期が始まって1週間が経ちましたが、クラスはまだ決まっていません。