オーストラリアの小中高校の各学期の初日は大抵Staff development day(スタッフ育成日)から始まります。私が勤めるNSW州の小学校も同じく学期初日は子どもが登校しません。
これは日本と大きく違いますね。日本のように、始業式や終業式がありません。では、一体全体、先生たちは初日に何をするのか?学期に依って違いますが、タイトルにあるように第一学期の初日と1週目の流れを説明します。
4学期以外の各学期の初日、生徒は登校しません
1学期初日 | (生徒は登校しません) |
8:20 | までに学校への到着。 |
8:30 | スタッフ全体でミーティング |
10:00 | そのまま学年別に分かれてミーティング。ここで初めて、今年担当するクラスの発表があります。(決定ではない) |
11:00 | 休憩 |
昼まで | 自由時間。ここで明日からの授業に必要なものをコピーしたり準備をする。 |
午後 | 何かしらのトレーニング。対面形式でする場合もあるし、オンラインでするトレーニングもある。 各年度の始まりは、必ずアップデートされた行動規範Code of conductやChild protectionのトレーニングを受けなければならない。 |
1学期2日目 | (生徒は登校しません) |
8:20 | までに学校への到着。 |
8:30 | 全体、もしくは学年やそれぞれのグループに別れてミーティング。 |
これが結構長い。なんせ、6週間ぶりに夏休み明けの生徒が戻って来ることに対しての不安、その数十名を自分が束ねないといけないという重圧にため息しか出ない先生達。 ミーティングはとっても重い感じです。というのは、昨日もらったクラスリストが変更していたり、まだこの時点では、何も確実なことが決まっていないのです。 クラス編成が落ち着くのは2週目ぐらいからです。最初の数週間は生徒の入れ替わりが結構あります。 | |
休憩とランチ | |
午後 | 必須トレーニングを受けたり、教室の引っ越しが必要な人は荷物を運び出したり、それを手伝ったり、明日からの準備をする。基本的には新学年のクラス編成発表があるまでは、前年度のクラスを担当する。 |
1学期3日目 | (生徒初登校) |
8:20 | 最初のベルがなる。生徒が学校へ登校し始め、授業開始まで校庭で遊んだりする。 |
8:50 | 授業のベルがなる。生徒は去年のクラスに行けばいいので、ここではあまり混乱はない。そして、先生も生徒の久しぶりなので、授業というよりも、夏休みの話をシェアして作文を書いたりする。 |
10:50 | 休み時間 |
11:10 | 算数や英語の復習 |
12:30 | ランチタイム |
1:30 | 午後の授業開始。大抵、夏休みに関係したアートやクラフトをします。 |
2:30 | 最初のグループ、下校開始。実際の授業終了は2:45分。 |
コロナ対策で、様々な出入り口からの下校できます。時間は名前の準で2グループに別れています。去年からこの方法で下校していますが、これが本当いまだに大変です。午後は何も教えられない。 | |
生徒登校初日終了 | |
こんな感じで、数日が過ぎ、ある日、ある朝、新学年のクラス発表があります。子どもにとったら超ドキドキの瞬間ですね。 各学年ごとに指定の場所に集まって、担任の先生が自分のクラスのリストを見て、一人一人名前を呼び上げます。呼ばれた人は速やかに立って、その先生がいる場所に行き、列を作ります。 そして、その新クラスはドキドキワクワクしながら、新しいクラスメイト共に、新しい教室へ向かいます。 ってな具合で、クラス発表は続きます。そして、必ず各学年5名以上何故が残ってしまう生徒がいるのです。大抵、先生が持ってるリストにある名前とその生徒達の名前が違うので、呼ばれた時に認識しなかったと言う信じ難い事が起こるのです。 これ、あるあるなんですよ。よく中国系の家庭にありますね。正式には中国名で登録されているので、リストには中国名(発音めっちゃムズイ)、しかし普段の名前はKevinとかJonathanなので自分でも気付かない。 だとしても、ありえないと思ってしまう私。 つまり、授業が始まりのは次の週からですね。 |