小学低学年生のZoomレッスン Zoom lessons for infant primary kids

オンライン学習

小学生にZoomレッスンは可能でしょうか?と言う議論が同僚や友達とよくします。私の意見としては、今の所、年齢、教える内容、人数によるでしょう。

学校教育においては、先生一人に対して20−30人の小学生を対象とした場合、3年生以降は可能かもしれませんが、低学年に関しては厳しいと思います。

どうしても親の助けが必要ですし、可能にする為に求められた『画面の前に座って大人しく聞く』と言う行為自体がこの年齢の子どもの発達段階を考えた場合難しいのです。

教室内で行われる授業を考えても同じです。

  • 授業中にじっと座れない子
  • ちゃんと聞いていても理解出来ない子
  • きちんと座っているが先生の言っている事を聞かずに上の空な子
  • 隣の子とおしゃべりしている子
  • 自分が身につけてる物(時計、アクセサリー、ポケットの中の物)が気になっている子
  • 集中していない子が気になって集中出来ない子

などなど本当に様々な子どもがいます。きちんと座って先生の話が聞ける子は少数派なんです。

こんな状態で授業を始めても意味がないので、生徒が興味を引くような導入部分があって、頭のスイッチをオンの状態でメインの学習内容へと進んでいきます。Face-to-Faceでようやく授業が進んで行きます。

さて、私が住む地域はロックダウン中で、学習もSeesawと言うアプリを使ったオンライン学習で授業が進んでいます。週に二度子ども達の顔を見て話すZoomセッションがあります。

これは授業とは関係なく、クラスメイトそして先生の顔を見て、子どもの身体的、精神的な状態をスクリーンを通してチェックする機会でもあるのです。先週幼稚園生のZoomセッションがありました。

みんなの顔が見れたのは本当に嬉しかったですが、とにかくスクリーンを通してのZoomクラス運営はとても難しかったです。もちろん親にログインを手伝ってもらう必要があり、マネージメントが大変です。

先生が話す時は全員の音声をミュートにする必要があり、ミュートにし途端にミュートを解除されたり、話しながらもミュート解除にまたミュートをかけると言う謎の追っかけあいが見えない所で展開される。

とにかく、みんなが好きな事を好きなタイミングで話すのでカオス化してしまうのです。

カメラ前で良い子にして座っている子も確かにいますが、
ぬいぐるみをカメラ前に持ってくる子や(結構多い)、
カメラ前で踊ってる子、
なんか食べてる子、
椅子に座ってクルクル周り続ける子、
Zoom機能を熟知していて挙手アイコンで先生の注意を引く子、
カメラの前に居ない子、
兄弟と一緒に参加している子、
ペットを連れてくる子、
などなど。

もう本当に、み〜んな違う事をしています。たかだか20分程のセッション、こんな状態です。しかし、保護者のアンケートによると、Zoomでの授業を要望しています。

少人数ならなんとか可能だとは思いますが、クラス全体の低学年は難しいと思います。

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