授業開始前のメディテーション Meditation before class starts

学び方

私は、朝意外の授業の前に瞑想を数分してから開始することにしています。これはとっても効果的で、休み時間や昼休みから帰って来てすぐ授業と言うのは、生徒、先生、両者共に良くない。

休み時間中に走り回っていた生徒が、真っ赤な顔をして戻ってくることが多い。そんな状態では授業を始めようと努力しても先生の労力の無駄になる。5分程度、頭も体も落ち着かせる為に瞑想をします。

だから、私は毎年、年の始めに瞑想のレッスンをします。どうして、瞑想をするのか?どうして目をつぶるのか?どうして体を動かさないのか?などを説明を実践の度に説明します。

とっても簡単な目をつぶるという事が始めはほとんどの子どもが出来ません。何度も、何度も、名前を呼び「目をつぶって、体を動かさない」を繰り返します。

瞑想をする際、水が流れる音を流しながらします。1ヶ月ほどで、ほとんどの子どもが水の音を聞くだけで、自発的に瞑想を始めます。(水の音:YouTube)

私は、子どもが瞑想をしている間に、すぐに授業を始められるように、スライドを開いたり、教材を配置したり、コーヒーを一口飲んだりしながら頭の中を整理します。

この時間が勿体無いと思う先生もきっといるとは思いますが、生徒を落ち着かせる時間を考えたらこっちの方が授業前準備としては効果的だと思っています。

私が通っていた私立高校では授業前に瞑想を数分するという慣例がありました。私は毎年クラスの瞑想委員に立候補し、毎時間授業前に前に立って、「黙想をして下さい」という重要な任務を遂行していました。

別に黙想に魅了されていたとかでは無く、ただただ自分が黙想をしたくなかったので、委員に立候補していたという反対派だったのです。

授業前の瞑想が効果的だったことを黙想委員長として実感していたのかは不明ですが、先生になった今も黙想委員としての仕事は続いています。そして、大きな効果を実感しています。

本当に、これはお勧めです。子どもを落ち着かせる為の私からの言葉が何一つ必要なくなったのです。

通常、授業を始める前には、

「手で顔を仰がない」
「おもちゃは教室に持ち込まない!」
「隣の人と話さない」
「ちゃんと座って」


などなどの言葉を何度も言わないと授業の本題に入れません。しかし、教室に入るなり例の『水』の音を聞いた生徒は、自発的におもちゃを机の上若しくはポケットにしまい、おしゃべりしていた子どもは止め、みんな背筋を伸ばして目を閉じて座り瞑想を始めます。私が音楽を止めると、こども達は目を開け、私が挨拶をして授業を始めます。とってもスムーズに授業が始まります。

とっても楽です。授業に、すっと入れます。是非やって見てください。

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